弁護士の役割と存在意義

新聞やテレビで裁判のニュースを見ると、被告人の弁護士が、被告人の犯した罪を庇うかのように弁護している姿をよく見ます。それを見て、弁護士は犯罪を犯した悪い人間を保護して少しでも罪を軽くしようとしている悪い職業だと誤解する人もいますが、それは全く違います。弁護士は被告人に雇われるので、確かに被告人のために活動します。しかし、それだけでなく事件の解決のために活動するのが弁護士です。勾留所で被告人と接見する時は、悪いことをしたなら素直に事実を認めるよう説得することもあります。また、被告人のためだからといって故意に事実に反する主張をして被告人を擁護すれば、法律により罰せられます。それだけでなく、弁護士は必要以上の刑罰を受けることを防止する役割も果たします。いくら被告人が悪いことをしたからといって、法律に反する取り調べを受けたり、法律に規定されている以上の刑罰を受けることは許されません。そういった不正を防止して、公正な裁判の実現のために活動するのが、弁護士です。

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